はじめに
この度、令和7年4月9日に日向市の中学校にて教師が生徒への体罰を行い、大怪我を負わせるといった事件が発生しました。
(※報道上、学校名を伏せているため、あえて学校名は伏せさせていただきます。)
当事件が報道された事により、中学校内の生徒及び保護者をはじめ、日向市民、周辺地域にて様々な意見が飛び交っております。
そして、インターネットにて全国に広がる事で、全く無関係の方々が好き放題にコメントするといった、現代ならではの現象が起きております。
中でも酷いのは、被害者や被害者家族を知る方々が、インターネット内において個人的な感情で誹謗中傷を行ったり、事実と異なる風評を広めたりする事です。これに関しまして、行き過ぎだと判断した方は誹謗中傷及び名誉毀損として刑事・民事共に法的措置を検討中です。(※既に特定した数件は証拠としてスクリーンショット保存済みです。)
私共「被害者の生命と尊厳を守る会」は、会の主題として「日向市校内体罰事件による事実誤認報道の真相追及」と掲げております。
主題の通り、日向市教育委員会の会見内容には事実と異なる部分が多々存在しました。そのため、各報道機関の報道が誤認報道であると言えるでしょう。
事実と異なる内容として、
・教師が体罰に至った経緯
・体罰を与えた状況
・怪我の内容(報道上、頭蓋骨骨折と発表されましたが、頭蓋骨骨折ではありません。証拠として診断書も添付します。)
となります。
また、重大な事実と致しまして、被害者の生徒は右足に障害を持つ「身体障害者」です。
上記のように事実と異なる内容と共に、「身体障害者」という事実を伝えない会見を行いました。
事実隠蔽と断定はしないまでも、何故そのような誤認報道となったのかの真相追及と共に、事件の真相解明、責任の追及、再発防止の具体的な改善案を求めていきたいと思います。
とりあえず、事実誤認という部分につきましては、これから様々な証言や証拠をもとに明らかにして参りますのでご理解いただけるかと思います。
その前に、今一度、皆様にはしっかり押さえていただきたい事があるのです。
保護者の中には、先生側を擁護する方々がおられるようですし、ネット上でも憶測で生徒側にも原因があると「どっちもどっち論」があるため、はっきり申し上げます。
まず、100歩譲って、仮に報道が真実であったとしましょう。しかし、結果として感情的に体罰を加えた事は、教育委員会も学校側も当事者である教師も認めている訳です。その上で、体罰によって大怪我を負わせたという結果を導いているのです。
学校教育法第11条にて生徒への体罰は固く禁止されております。言わば法を犯している訳です。宮崎県教育委員会の懲戒処分にて、体罰は「戒告・減給・停職・免職」と4段階が定められておりますが、感情的に暴力を振るうといった法を犯し大怪我を負わせている以上、一番厳しい「懲戒免職」が妥当ではないでしょうか。報道内容が如何なるものであれど、法と照らす上で、常識、秩序、倫理、如何なる観点から見ても加害者である教師を擁護する理屈など成り立たないのです。
テレビのニュース及びネットニュースの報道にて「生徒は会話ができる状態」と発表されておりますが、皆様はどのような怪我の様子を想像されるでしょうか?被害者は、この一文にて感じるイメージを大きく覆す状態にて心身共に苦しんでおります。事の重大さを、より多くの方々に知っていただきたいため、被害者ご両親の承諾の元、当ホームページ内で公開させていただきます。(※被害者のプライバシーを保護するため、一部加工しております。)
報道によるイメージとの誤差に、多くの方は非常に大きなショックを受けるでしょう。被害者は、地元の病院では対処しきれず救急車を乗り継いで別の病院へと救急搬送されました。後に詳細はご説明致しますが、頭の大怪我という命の危機となった、正に生命の危機を脅かされた状態だったのです。「学校教育法」以前に、刑法第204条に定められる傷害罪です。それほど重大な事である事をご理解いただきたいのです。
「良い先生だから」「生徒の素行が悪かったのだから」と加害者教師の復帰を求める保護者の方々。良い先生であれば、暴力を肯定するのでしょうか?生徒に問題があれば、暴力で押さえつけても良いと肯定するのでしょうか?それは、法治国家においてあるまじき思考です。
理由があれば暴力を肯定するのですか?と問いたい。理由があれば法を犯していいのですか?と問いたい。そうであれば、司法も警察も必要のない世の中です。
ネット上では、「教師の人権を…」といった意見もありますが、被害者は人権どころか、暴力によって生命を脅かされ、誤認報道によって尊厳を犯されているのです。論点ずらしも甚だしい。
指導のやり方について、保護者や学校側から非情な扱いを受けているといった場合に「教師の人権」と保護擁護するのは分かります。しかしながら、一線を越えて暴力を振るうといった法を犯しているのです。
学校に良い功績を残してきた、保護者や生徒によっては良い先生であったなど、加害者教師への評価はそれぞれあるでしょう。しかしながら、どれだけ良い先生であろうと、法を犯せば裁かれる。当然の事ではないでしょうか。
ご自身の子供が好きな先生、ご自身の子供のためになる先生、だから辞めさせたくない!常軌を逸した個人の利益的感情。それは、教育における正義でしょうか?どれだけ良い先生であろうと、法を犯せば社会的罰を与えられると教える事こそ、倫理道徳に適った良識ある教育ではないかと考えます。
その上で、報道内容と事実は異なるのです。
読み進めていくにあたって、お願いが御座います。どうか、少しでも当事者意識で考えていただきたいのです。同じ中学校の保護者や、その校区の小学校に通う児童の保護者の方々は勿論、他人事ではないでしょう。それと同時に、同じ日向市にてお子様のいる方、広げては宮崎にて小学生中学生の保護者の方々。お子様の教育が終った方であれば、お孫様の事を考えてみて下さい。まだお子様をお持ちでない方は将来を考えてみて下さい。日向市、宮崎にて勃発した事件であり、誤認問題です。現在、将来そんな環境へ子供を通わせる立場の方々は、このような事件、教育委員会の対応は決して他人事ではないのです。どうか、当事者意識で考えてみて下さい。
これから全貌をご説明していくにあたり、長い内容となりますがどうかお付き合い下さい。
そして、その概要を理解し、私共の目的にご賛同いただける方はご署名願います。宜しくお願い申し上げます。
◆事実関係との相違◆
1,報道の参照
まず、これらは令和7年4月12日にUMKで報道された内容です。いずれの報道も、あまり大きく変わらないため、こちらを参照にさせていただきます。
2,各証言による一連の事実
ここからは、被害者、被害者友人の証言と共に、加害者教師の証言のもと、一連の事実を公表致します。被害者、加害者、共に状況と内容が一致しているため、紛れもない真実であると断言致します。また、被害者の母親と、学校長とのやり取りにて学校側も把握している内容です。
被害者生徒は、それまで約7ヶ月間不登校でした。同学校にて否定的な保護者や、保護者の中でもネット内で誹謗中傷する方がおりますが、そんな方に言われるような、俗に言う「不良」という類いでしょう。
過度に庇い、過剰な擁護と思われては困りますので、ここに関しても正直に公表します。
しかしながら、彼は目標をみつけ学校に行く決意をしました。心を入れ替え、先生達に認められるため、それまで染めていた髪の毛も黒く戻し、ピアスも外しました。周囲の生徒と変わりない身だしなみにして登校する事をきめたのです。
※ここの経緯に関しましては、《母親の声》にて詳細があります。
令和7年4月9日。その日は入学式でした。休み時間、被害者が久しぶりに登校してきたことに仲の良い友達の生徒達は喜び、被害者生徒の周りに集いました。久しぶりの再会に盛り上がっていたところ、周囲の声掛けも聞こえぬままハイテンションで騒いでいたのです。※2分前に周囲の生徒が着席の声掛けをするようで、休み時間終了のチャイムはまだ鳴っていない状況でした。
そこに加害者教師がやってきました。「お前らなんで席についてねえとか!」と衝動的な怒りをあらわにする加害者教師。この時、席についていない生徒は10人以上いたとの事。
そこで、たまたま被害者生徒が笑ったそうです。それを見て、怒りは被害者生徒に特定され「お前なんにやにやしちょっとか!」と激怒。被害者生徒を突き飛ばし、更に襟首をつかみ暴力を続けようとしたところ、足の不自由な被害者生徒はよろつきました。そのため、後ろに倒れないように先生に掴んだ事で押し合いのような形となりました。そこでタックルのような形で、被害者生徒を強く押し倒したのです。被害者は頭部に強い打撃を受けました。
また、その叩きつけた後、「お前、まだ俺とやっとか?」など、まるで反社のような口調にて教師とあるまじき罵声を浴びせたとの事でした。
これが加害者教師が暴力に至った経緯となります。その後、被害者は入学式へ出るも、その後に気分が悪くなり保健室へ行きました。体調が戻らないため、被害者生徒は早退する事になったのでした。そして、加害者教師が家へ送り届けました。
その際、加害者教師は被害者生徒が笑ったので頭にきたため、手を出してしまった。「100対0で私が悪いです。○○君は何もしていません。すみません。」と母親に謝罪し、被害者生徒が暴言を吐いたり、暴れるような事は一切無かったとはっきり言ったようです。また、後で病院に行くような事があれば、私の責任なので私に請求して下さいとのこと。
(※ここで、お金という部分に行き着く発想が理解し難いです。)
その後、嘔吐を繰り返し、母親は急いで被害者を病院に連れて行きました。その移動の際も、車中で嘔吐の連続。病院へ着くも、状況が状況なだけに、その病院で対応しきれず、別の病院に救急搬送。救急車と救急車を乗り継いで別の大きな病院へ。そして緊急手術となりました。頭に血液が溜まっていたため、頭蓋骨を四角に切り、血液を取り除いて膜と頭蓋骨を縫い付け、再び頭蓋骨を戻すといった大手術。
報道による「生徒は、会話ができる状態」という切り取られた言葉の印象で、このような状況が想像できるでしょうか?
更に、報道からの想像との相違をご理解いただきたく、ご両親の承諾のもと、被害者本人の写真を掲載させていただきます。
被害者生徒の将来も考えプライバシー保護のためにモザイク加工させていただきましたが、加工していない写真は、手術や薬の影響で目も顔も膨れ上がっており非常に痛々しいものです。軽く見ている方、誹謗中傷されている方々、この期に及んで加害者教師を擁護される保護者に生の顔を見ていただきたいものです。「これでも同じ事が言えますか?」と問いたい。被害者、被害者の両親の目を見て同じ事が言えるでしょうか。
また、緊急手術をされた担当医師は、事件による聞き込みをした刑事に対して、命に関わるような怪我であった事、容易な状況では無かった事、と怒りをあらわにされながら説明されていたようです。それほど、深刻な状況だったのです。
この一連の状況を単なる体罰問題で済ませられるでしょうか?
◆事実誤認とする確たる根拠◆
【 教師が体罰に至った経緯 】
●報道
授業が始まる前に席に着くように促したところ従わなかったため
●事実
怒られ、それに従い生徒たちが席に着こうとする。
【 体罰を与えた状況 】
●報道
従わなかったため、廊下の柱部に体を押し付けるような体罰をしました。
●事実
笑ったことに激怒し、突き飛ばし、更に襟首をつかみ暴力を続けようとしたところ、足の不自由な被害者生徒はよろつく。そのため、後ろに倒れないように先生に掴んだ事で押し合いのような形となりました。そこでタックルのような形で、被害者生徒を強く押し倒した。
「指導に従わなかったため壁に押しつける」と、「笑ったことに激怒して足に障害を持つ生徒をタックルのような形で壁に強く叩きつける」。誰がどう見ても全く異なるでしょう。
これは、周辺の生徒数人の証言もとっておりますし、加害者教師の証言とも一致しているのです。
また、加害者教師はスポーツマンであり、体格も良く力の強い教師です。もう一方は片足がほぼ動かない身体障害者です。そんな大人が、そんな子供を壁に強く叩きつければどうなるか、常識と良識がある大人であれば想像は着くでしょう。非常に考え難い事実です。
衝動的な感情の起伏。生徒に道徳も説く立場であり、更に現代の教師という立場での言葉遣い。明らかにアンガーマネジメントが保てない人物であると思われないでしょうか。子供と大人という力の差以上に、身体障害者の子供と、スポーツマンの大人という圧倒的な力の差があるにも関わらず暴力行為にて感情をぶつける。学校教師以前の問題ではないでしょうか?
また、一般社会人が部下にこのような扱いをすればパワハラですぐに訴えられる世の中です。その上で、暴力にてこれほどの怪我を負わせれば確実に逮捕されるのではないでしょうか。
【 被害者の状態 】
●報道
生徒は、会話ができる状態だということです。
●事実
術後に意識が戻り、意識朦朧としている中、話しかける言葉に応答できる程度です。
【 怪我の内容 】
●報道
頭蓋骨骨折
●事実
急性硬膜外血種
※病院や医師への問い合わせなどによって、医師や病院にご迷惑をお掛けする可能性があるため、病院名と医師の名前は伏せさせていただきます。
以上のように、体罰に至った経緯も、体罰を与えた状況も、怪我の内容も、事実とは全く異なるのです。これが許されるべきことでしょうか?
また、事件発生の2日後の令和7年4月11日に緊急保護者会が開かれ、事の詳細を発表されました。しかし、内容が異なるため激怒した母親は、教育委員会の方と学校長に抗議したのです。「なぜ隠すのか?」「こんな嘘をつくなら意味がない」と詰め寄った上で、暴力に至った経緯が違う事を抗議したのでした。
翌日、怪我の内容についても正式なものを確かめる事もなく、訂正もない内容、誤った経緯と誤った怪我の内容にて記者会見を行ったのでした。
その記者会見後、すぐに私共の政治団体へ相談が来たのでした。
そして、週明けの14日、学校長と電話で話してもらいました。その際、私共も立ち会ってその内容と事実誤認の内容を把握したのでした。
保護者会での内容、記者会見での内容が異なるため、「笑ったから暴力に至ったというのは、〇〇先生から報告を受けていないのですか?」「〇〇先生が嘘をついているのですか?」と詰め寄ったところ、「いえ、〇〇先生からはそのように報告を受けております」と、しっかりとした回答をいただいておりました。だったら何故、保護者会や記者会見で事実と異なる発表をしたのかと詰め寄るも、曖昧な回答が続きました。
その後も、学校長、教育委員会、と話をしました。共に通話記録の承諾を得ていたため、その内容も聞かせていただきましたがずっと足踏み状態です。
そのため、今回、このような形で事の実態を公表させていただくと共に、当団体の目的に対応していただくため、多くの方に賛同をいただく流れとなりました。
◆暴力教師を擁護される同学校保護者様へ◆
加害者教師に対して擁護する保護者の方々に対しては、冒頭にて少し指摘させていただきました。
事件の一連の事実を知って同じ事を思われますでしょうか?被害者の怪我の状況を知って、被害者の写真を見て、同じ事を思われるでしょうか?恐らく、誤認内容にて事件の全貌を把握された方々は、私共の真意がご理解いただけたかと思います。
保護者会にて「先生はいつ復帰できるんですか?」などと尋ねた保護者もいたようですが、一連の事実を知る事で自身の発言の過ち、被害者の両親に対する配慮の無さに反省される事かと思うのです。そのため、そんな方々は知らなかったが故の発言であったのでしょう。
しかしながら、それでも加害者教師を擁護する方に対しては、少々厳しい言葉にて正論を申し上げます。
あなた方は、是々非々で物事を判断する心や、本質を見定める能力を持ち備えてないのではないでしょうか?
被害者が不良だから、風紀を乱していたから、自身の子供が嫌いな生徒だから、加害者が好きな先生だから…と、それは単なるあなた方の好みの問題でしょう。
ネットに書き込みされている保護者の方のコメントの中には、「うちの子がいうには…」と全く事実と事なった内容を前提に、被害者生徒が悪いと加害者教師を擁護している方もおられました。事実として、被害者と共に指導された生徒の証言と、加害者教師の証言が一致されているのです。恐らく、現場を見ていない生徒の憶測でしょう。真面目な生徒であれば、それまでに被害者生徒が風紀を乱していたら、被害者生徒の事を良くは思っていないでしょう。だからこそ、偏った色がついての憶測だと思うのです。
ここまで証言や状況証拠が一致した上で、それでも自身のお子様が正しいと思うのであれば、その根拠を示していただきたい。
好みの問題。好き嫌いを前提に、善悪を考えておられるのだと思うのです。結果から見て下さい。理由はどうあれ、教師の体罰によって大怪我をしたという大問題が校内で起こりました。それが不良生徒という色メガネで見るからこそ、その理由を探せるのでしょう。
悪い事であろうと、休み時間に席に着いていなかったなど、不良生徒でなくともあり得る事です。それがきっかけとなって暴力に至ったのです。別に授業中に暴れたり、教師に従わず授業崩壊や学級崩壊を招いた訳ではありません。普通の生徒でもあり得る程度の悪いことです。
何が起きたかではなく、「誰が?」でしょう。ですから、本質が見えていないと申し上げたいのです。今回の加害者教師に思い入れがある保護者の方に関しても、あなたが嫌いな先生であった場合、同じ擁護をするでしょうか?
普通の生徒が、休み時間に席に着いていなかった事が発端で、何の思い入れもない教師、もしくは嫌いな教師が体罰にて大怪我を負わせました。生徒も悪いと、教師を擁護できますか?恐らくできないでしょう。好みによって善悪を下しているのです。
また、これも再度申し上げます。仮に誤認報道でなく、報道通りであったとしましょう。では、理由があれば暴力を肯定するのですか?理由があれば法を犯していいのですか?そうであれば、司法も警察も必要のない世の中なのです。
無茶苦茶な感情論に対して仮説を立てましょう。社会的に信用もあり人望もあるAさんがいたとします。その隣人に毎晩騒音を立てる近所迷惑なBさんがいたとします。再三に渡ってAさんがBさんに注意を促しても改善がされずAさんは睡眠不足が続きました。限界が来て、Aさんが放火をしたり、暴力を振るったりしたとします。そうなれば、当然の事、Aさんは逮捕され司法によって裁かれるでしょう。しかしながら、Bさんに原因があるのだからAさんが捕まるのはおかしい!と擁護されているのと同じです。司法により、内容によっては法の軽減はあるでしょう。しかしながら、生命を脅かし障害を与えた事実がある以上、逮捕され、起訴され、何かしらの刑を下されるでしょう。法治国家の社会とは、そうやって秩序や安全を保たれているのです。
あなた方やお子様にとって、どれだけ良い教師であったとしても、一線を越えて暴力を振るうといった法を犯しているのです。どれだけ良い先生であろうと、法を犯せば裁かれる。当然の事なのです。どれだけ良い先生であろうと、法を犯せば社会的罰を与えられると教える事こそ、倫理道徳に適った良識ある教育でしょう。
また、その上で一連の事実誤認の内容です。
どうか、しっかりと常識と良識を照合して、善悪を考え直して下さい。
願わくば、被害者の保護者の身になって、当事者意識で想像し、改めていただきたいのです。
◆インターネット内で評論される方々へ◆
インターネット内にて、心ない誹謗中傷や、明らかな名誉毀損をされた方々に関しては、被害者家族・親族と共に許す事はできません。
事実誤認以前の誹謗中傷や毀損も多く見られました。この期に及んで、被害者のみならず、事件と全く関係ないのない被害者の身内までも中傷したり馬鹿にしたりする心ない方々がおられます。
また、被害者生徒は、家族よりも先にネット内での誤認報道や誹謗中傷を目にしました。理不尽に大人から暴力にて傷めつけられ、ネット内では顔も見れない人々から傷つけられる。正直、怒りと哀れみで言葉にもなりせん。
ネットという顔も見えない状況をいいことに、傷を負った被害者及び家族の方々に対して、安全な場所から更に石を投げつけて傷つける行為。人として議論さえ値しない方々のため、これに関しましては、法的措置にてしっかりと責任をとってもらおうと考えております。
それと共に、ネットニュースで全国報道された事により、ニュースのコメント欄やSNSまたは掲示板にて、全く無関係の方々も多くコメントされておりました。
社会の教育問題を風刺するかのように、逆張りにて、教師の人権などと、教師を擁護したり、言うことを聞かない生徒は「ある程度の体罰は止むを得ない…」といったものや、「昔は当然だった…」など、この現代の教育方針に問題提起する方もおりました。
そもそも、学校教育における体罰は遡ること明治12年から禁止されているようです。しかしながら、ひと昔前からどんどんどんどん厳罰化されていったのです。
はっきり申し上げますが、私共も体罰が全て間違えているとは思いません。体罰に対する規制が厳しくなればなるほどに、子供達が良くなっていったかといえばそうでもありません。むしろ、大人を舐めたり、陰湿な問題が後を絶ちません。新たな問題が生まれていくも、体罰にベクトルを当てすぎて一方的に厳罰化する事で、教育環境における指導もどんどん難易になっていくでしょう。
私共が思うに、体罰における問題は「しつけ」なのか「虐待」なのかの線引きにあるのではないかと考えるのです。子供・生徒の将来など、子供・生徒の事を考えて相手本意の体罰が「しつけ」ではないでしょうか。また、親や教育など指導者の感情や都合によっての暴力が「虐待」ではないかと考えるのです。
ひと昔前は学校でもバンバン体罰が行なわれておりました。体罰は禁止されている、暴力はいけないと誰もがわかりつつも、止むを得ないとグレーゾーンにて寛容にされていた時代がありました。
しかし、モンスターペアレントなどと呼ばれる過保護者や、声の大きな少数意見によって、どんどんどんどん厳罰化されていきました。本来は、しつけと虐待などの本質に触れて議論すべき事でしょう。そもそも、当然のように体罰を受けてきた世代の方で、社会人になってまでそれが弊害になっている方がどれほどいるのでしょうか?未だ心に傷を持ったり、教師を心から恨んでいる方がどれほどいるでしょうか?一部例外を除き、多くの方がただの思い出としてスルーしてきたはずです。また、体罰によって道を踏み止まった方もいるかもしれません。ですが、暴力ですから大いに肯定はできないといった、デリケートで曖昧なグレーゾーンだったはずです。そこに本質的な議論もされる事なく、一部の少数意見によって形成された世論が、現代の体罰厳罰化のように感じます。
そういう意味でも、私共は一方的に体罰が全て問題なのかという部分には疑問を感じる事もあれば、現代の教育方針においての改善策はどこにあるかと模索しております。
ネット内で評論のみをされている方々。時代のせいにして、社会風刺して、スマホで逆張りコメントのみをして何の意味があるでしょうか?少なくとも私共は行動しております。当団体の関係者のほとんどは会社経営者です。多忙な業務の中、無利益にて時間と労力を消費して活動しております。正直、無関係な問題ですが、地域の改善に意義を感じて責任を持って行動しております。
現代に世論に問題提起してコメントするほどの考えや感情があるならば、何かしら行動してはいかがでしょうか?無責任な否定は誰でもできます。そんな意味のない事よりも、意義ある行動が必要ではないかと思うのです。些細な事でも、何かしらできる事はあるでしょう。無責任なコメントのみでマウントとりをするなど、単なる無価値で有害でしかありません。
いずれにせよ、体罰が厳罰化された現代で、更には理不尽な理由にて大怪我をさせたのが今回の事件です。
また、状況から考えるに、笑った事に対して怒りの感情で激しい暴力を振るう事は「虐待」といっても過言ではないのです。これは、時代や世論による教育方針の変化に関わらず、いつの時代であっても許されるべき事ではないと事をしっかりと認識して下さい。
被害者は、母親が病院に連れて行くという判断が遅れれば生命の危機となったのです。また、脳に強い衝撃を受けているのです。今後、後遺症がでないとも断言できないのです。その上で、理不尽にもネット内で言われない誹謗中傷まで受ける始末。しっかりと被害者の尊厳を守ってあげなければ、人生そのものを諦める事もあるかもしれません。だからこそ、「生命と尊厳を守る会」なのです。
無関係な方の評論であっても、そこをしっかり認識した上で、コメントする事を願います。